車検切れ

車検をうっかり忘れていて期限切れになっていた、なんてことがあるかと思います。忙しくてつい車検を受け損ねて車検が切れてしまっていたら、どうすればいいのでしょう？

乗らずに放置しておくのは違法ではないのです。しかし、 車検の有効期限が切れた車は公道を走れません。車検切れに気付いた時点で、直ちに車の運転は中止しましょう。

もし車検が切れている車で公道を運転するとどのような罰則があるのでしょうか？

違反点数が6点で30万円以下の罰金です。 また車検が切れている車の ほとんどが自賠責保険も切れています。 自賠責保険が切れていたら、自動車損害賠償保障法違反になります。違反点数6点で1年以下の懲役又は50万円以下の罰金となります。車検切れと自賠責保険切れを合わせると、違反点数12点で90日間の免許停止処分及び1年6ヶ月以下の懲役または80万円以下の罰金です。

車検切れといっても有効期限が過ぎた車と、有効期限内の車と手続き上の違いは特にありません。ただ問題は、車検切れの車では検査場まで運転していくことができないということです。それには解決方法が２つあります。

ひとつは、車検を予約する際に、車検が切れている車に対応してくれるかどうか確認しましょう。対応可能であれば、ご自宅まで車を取りに来てくれるように頼みます。通常であれば数千円〜１万円の別料金が発生しますが、事前にいくらかかるか確認したほうが良いでしょう。自分で仮ナンバーを取得するのは大変なので、普通の人にはこちらがおすすめです。

もうひとつは仮ナンバーを取得することです。この場合も、車検手続き自体はまったく同じですが、そのままでは車検を受ける場所まで公道を走ることができないので、仮ナンバーを取ります。期限の切れた車検証、免許証、自賠責保険証、印鑑、それに手数料をもって市役所に行きます。有効な期間は申請してから１日から５日までです。ユーザー車検をする場合におすすめです。

車検が切れている場合、車検を通さずにそのまま車を売ってしまうのも一つの方法です。車検が切れた車でも売りに出すことはできるのでしょうか？

車検が残っている車と同様に査定して買い取ってもらえます。無料出張してくれるので余分な費用もかかりません。車検が残っている方が多少査定は高くなりますが、車検費用の１０万円前後がプラスされた査定になることはありません。車検を通したばかりであれば、せいぜい法定費用分の数万円が上乗せられる程度で、ほとんど査定額に変化はないのです。わざわざ車検を通す必要はなく、そのまま買い取ってもらう方が良いでしょう。また車を買取りに出せば、２万円ほどの廃車費用もかかりません。放置せず車が少しでも古くなる前に、無料査定に出すことをおすすめします。

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