愛車の健康カルテ、というのが「定期点検整備記録簿」。文字通り、点検整備を行った内容を記録しておくノートです。
日本の公道で車を走らせるためには、1年ごと、あるいは2年ごとに「定期点検(法定定期点検)」を行う必要があります。24ヶ月点検時は、国が決めている車検を並行して行います。こうした定期点検のたびに行った整備の記録を残しておき、その後のメンテナンスや万が一故障した時の原因究明に役立てようというのです。
エンジンオイルの交換とかオイルフィルターの交換、エアクリーナーエレメントの交換といった通常のメンテナンスも、この記録簿に実施日時と走行距離を記入しておけば、後々大いに役立ちます。
点検日の前後1ヶ月を目安に行いましょう。
車検と同時に行うのが一般的ですが、「前検査・後整備」「前整備・後検査」どちらを選択しても問題ありません。定期点検で、もし不具合を発見したら修理しなければなりません。自分でできる簡単な補修(電球を換える)以外の、例えば、ドライブシャフトのブーツの修理はプロに頼むことになるので車検前に点検しておくほうが良いでしょう。
整備士の資格など特別な資格は必要ありません。
本来、車の点検・整備はユーザー自身が定期的に行うものです。自分で運転する車に対して「使用者責任」があるためです。もしユーザーの手に負えない破損・故障が見つかった場合はプロの整備士さんにお任せしましょう。