そもそも整備工場は種類がいっぱいあるけど何が違うの?
自動車整備工場は大きく分けて3種類あります。指定整備工場、分解整備工場、一般整備工場です。それぞれクルマの整備ができる度合いによって、国から指定され認可別に区分されます。
指定整備工場とは国から認可を受けた、分解整備、一般整備の全てが可能で、その店で車検が行える工場。車検は本来、各都道府県にある陸運局でしか受けれないのですが、車大国の日本、地方は1人1台が普通ということで陸運局だけでは膨大な数の車両を取り扱えないので、ある一定の水準を満たした、設備・整備士を有する民間工場でも検査が行える制度です。
分解整備工場とは分解整備が出来る工場です。分解工場では車検受けれません。 分解整備とは、エンジンのオーバーホール、ブレーキ分解、ハンドル交換等で三級自動車整備士以上の資格が必要です。 一般整備と分解整備の簡単な見分け方としまして、その整備が生死に関わるほど重要な作業かどうかがあげられます。 一般整備であるオイル交換でオイルを入れずに走行しても車が壊れるだけなのに対して、分解整備であるブレーキ分解で失敗した場合、運転手及び同乗者、更に対向車や歩行者の生命に関わる重大事故に繋がるということがあります。そのため国家資格をもった整備士、及び許可を受けた設備が整った工場でなければ整備はできません。
一般整備工場とは一般整備しか出来ない工場です。一般整備とは、エンジンオイル交換、タイヤ交換、電球交換等でユーザーでも行うことができ、違反になりません。分解整備まですると、純正品ならまだしも社外品では元の状態が分からないため、整備士さんでさえ復元できないので注意が必要です。 一般工場で車検を受けるとなると先に分解工場に持ち込み点検してもらい、その後陸運局に持ち込み車検を通します。